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院長’S コラム Vol.6 「病院長の業務 〜院長って普段何してるの?〜」

コラム
病院長の業務 〜院長って普段何してるの?〜

今年の4月に院長に就任し8ヶ月あまりが経ちました。

まだまだ新米院長感が抜けていない熊野ですが、普段あまり知られる
ことのない病院の院長業務について書いてみたいと思います。

まず、当然のことですが病院長は病院の責任者・代表者です。

診療のすべての責任を負うことと同時に、病院の運営・経営の責任を
負うことになります。

当院は約90名の従業員がおり、言い換えれば90名の社員がいる事業主(社長)です。

当然ですが、事業主は従業員の雇用を守らなければいけません。

当院は医療法人(民間病院)ですので、赤字が続けば事業継続が困難となり最悪廃業せざるを得なくなってしまいます。

一般企業が経営破綻した場合には取引先企業や金融機関への影響が及びますが、病院の場合にはそれ以外にも、診療を受けられている外来・入院患者様のみならず、当地域の医療提供体制に大きな影響が出ることとなってしまします。

それは絶対に避けなければいけない事態であり、院長の責任は重大です(汗)。

また、当院は常勤医師3名(非常勤医師8名)の小所帯ですので、診療のなかにおいては常に中心選手でいる必要もあります。

いわゆるプレイングマネージャーです。

さらに医療法で定められた院内各種の業務を管理する組織・委員会を統括し、運営していくことが院長には求められます。

感染対策・医療安全対策・診療録(カルテ)管理などがその内容です。

最近では、以前にも増して地域内での病院間の診療連携が重要視されるようになり、近隣の医療機関からの患者さんの受け入れなどが大事になっています。

そのため安中市内のみならず、高崎・前橋・富岡市の各病院との連携を深めるべく、病院への挨拶回りや医師会を始め、各種会合への出席も院長の大事な仕事です。

地域医療への貢献を一つの柱に据えている当院としては、自治体や関連機関(社会福祉協議会)・学校・事業所への保健・予防医療業務をすすめるための連携強化も必須です。必然的に広報・渉外業務も担うことになるわけです。

本コラムも当院の役割や方針を知っていただくことを目的として発信をしております。

以上、院長業務の解説をしてみました。院内外で熊野を見つけたら、「ちゃんと院長業務してますか?」と声をかけて激励してください 笑

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