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正田病院からのお知らせ

院長’S コラム Vol.2 2024.09.17

コラム
高齢化社会における地域医療のあり方

暑さも少しずつ和らぎ、秋の気配を感じられるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は高齢化社会における地域医療に関して、当院が果たす役割について書いてみたいと思います。

皆様もご存じのように、日本はこれから少子高齢化社会が本格化していきます。


「2025年問題」、みなさんも一度は目にしたことのある言葉かもしれませんが、団塊の世代(1946年から1950年)がすべて75歳以上となる2025年は医療の需要の増大と共に、これまでの医療提供体制では高齢化に起因する様々な医療需要をまかなえなくなることが危惧され、これまでさまざまな医療行政・施策が行われてきました。

その2025年を前に、地方を中心に少子高齢化のみならず、過疎化や労働人口の減少と相まって様々な問題が顕在化しています。

この状況の中で、我々が暮らす安中地区での医療体制をどのように考え、需要に見合う医療を提供していくのかを、医療者のみならず地域の皆さんとを考えていきたいと思います。

当院は創立以来、安中地区において地域住民の方へのかかりつけ医機能、予防医療、事業所への産業医として業務を担って参りました。

決して病院規模としては大きくはない当院が、今後もこの地区で医療提供をつづけていくために大切なことは、現在進行中の高齢化社会にあわせた役割を、これまで以上に担っていくことだと思っています。

ご高齢の方は急性期の治療後に自宅に戻るまでの時間が若い人に比べてかかることが多くなります。リハビリや介護サービスの調整の間、当院での治療を継続し、自宅復帰への支援を積極的に行っていくことも当院の大事な役目です。

また安中地区には数多くの高齢者施設(老人ホーム等)があり、施設への診療はもとより、自宅から施設入所までのお手伝いや、入居者の体調不良時に初期対応をすべく連携強化を進めております。

医療と介護と福祉、そこに地域の人のネットワークをつなげること、正田病院がその中心として役割を果たすことが、これからの当院に課せられた役割だと今改めて感じています。

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