こんにちは、正田病院の熊野です

史上最も暑いと思われる夏が終わりを迎えつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年4月に正田病院の院長として就任した熊野秀俊です。

今回は自己紹介を兼ね、どうしてこの病院に院長として赴任することになったか、その経緯を簡単にお話ししたいと思います。

私は平成9年に自治医科大学を卒業し、地元の栃木県で医師としての研修を始めました。

当初より外科医になりたいという希望があり、栃木県内の病院で修練を積みながら、自治医大の卒業後の義務としてへき地医療にも携わってきました。

卒後6年目に山間部のへき地勤務地として無床診療所に所長として赴任しました。

対象人口は700名あまりで、20年前に赴任した時点で既に過疎化が進み始めており、今ではどの地域でも見られる人口減少と高齢化が問題となっておりましたが、温泉観光地として有名な場所（湯西川温泉・栃木県日光市）であり、宿泊観光客や長期間の湯治客などの急患対応も行う地区で2年間を過ごしました。

その診療所での一般内科診療や訪問診療・学校医などを行った経験は現在の診療の礎になっています。

その後は母校の自治医大で消化器外科診療のさらなる研鑽を積み、直近の11年間は宇都宮市中心部にある約200床の急性期病院で外科・救急診療に従事してきました。

外科医として25年以上の経験を積む中で、多くのスタッフが一つの目標に向かって診療をすすめていく楽しさ・やりがいを得ることが出来たこと、病院の存在が地域医療のいかに貢献しているのかを身をもって知ることが出来ました。

縁あって昨年から当院の運営に携わることとなり、外科医としての経験を組織運営・人材育成に役立てたいとの思いを持って、病院長・理事長を拝命することとなりました。

今後は正田病院がさらに地域に必要とされ愛される病院となるよう、先頭に立って全力で取り組んで参ります。

本コラムでは医療情報以外にも、病院内の様子や院長目線でみた社会情勢・医療行政の話などをお伝えできればと考えています。
よろしくお願いいたします。